2017-11

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精油で自分だけの香水作り【その1:香りの組み立て方】

100%精油のみを使い、自分だけのオリジナル香水を作ってみたいと思った事はありませんか?

私はナードの基礎コース時にはオー・デ・コロンを、応用コース時にはパフュームを作りましたが、思い通りの香り作りなどは、いくら先生について教えて貰ったからと言って出来るものではありません。未だに、大好きな香りの天然香水が作ってみたいな~!なんて憧れています。

実は精油を使った香水作りは実に難しいものです。お勧めレシピの通りに作るのは簡単ですよ。でも、こと自分の大好きな香りの香水デス!となると急に難しくなるんですよこれが。

まず第一に。色々な精油の香りを知らなければ奥行きのある香りは絶対に作れません。

一般的な精油は香りを覚えていますが、珍しい精油や入手するには高価すぎる精油、また、アロマテラピーにはあまり用いられない香料用精油なども多々存在しますので、まだまだ知らない精油のほうが知っている精油よりも遥かに多いのが現実です・・。

そして2番目は、精油別に香りの揮発速度の知識が必要になります。
この揮発速度を知らずして香水は語れません。これに関しては「精油の香りをたくさん知っている」以上に、香水作りには欠かせない予備知識なので、もう少し下で詳しく書きますね。

まあとにかく、香水作りは一日にしてならず。
「香水作りはめっさ難しいワ・・・」と日々悩む私がここで本からどこかの先生が考えた香水レシピを紹介するのでは、私自身に進歩がありませんし、ここを読んでいただいている方々にも説得力がありませんね。

というわけで、ここでは調香の仕方から実際の香水作りまでを複数回に分けてご紹介する事で、私も皆さんも各自がオリジナルの香水に一緒に挑戦しようではないか!!・・・との趣旨で書いてまいりたいと思います。

もちろん読んでしまったからって作らなくってもいいですよ(笑)


まず第一回目は調香の仕方(香りの組み立て)から入りたいと思います。

調香ってなんぞや???って事からぼちぼち書いてゆきます。↓↓

-------------------------------------------------------------------------

各精油には香りの強さや、その香りをムエットにつけてどの位の時間で揮発するのか(どのくらいの時間持続するのか)によっておおまかに3つのノート(揮発度)に大別されます。

【トップノート】
 香りの立ちが早く、揮発も早い。約30分で揮発してしまう。
 ⇒フルーツ系やメントールなどの爽やかな香りがこれに属する。

【ミドルノート】
 2~5時間ほど持続する香りで、香水の中心となる香り。
 ⇒ほんのりとしたフローラル系がこれに属する。

【ベースノート】
 ブレンドした香水の土台になる香り。1日経っても香りが残る。
 ⇒樹脂系、スパイシー系がこれに属する。

普段から香水を愛用されている人は良くご存知の事だと思いますが、香水は身につけた瞬間から香りが少しずつ変化を繰り返し、最後には消え去っていきます。

例えば、つけた瞬間はオレンジのみずみずしい香りがパッと立ち上がってきたけど、少しすると華やかで深いローズやジャスミンの香りに変化、時間の経過とともに最後にはバニラのような甘い香りが肌に残った・・・。というふうに、トップノート、ミドルノート、ベースノートを理想的な配分でブレンドすると、揮発度の違う3つのノートが時間差で楽しめる素晴らしい香水が出来上がります。

良い香水を作るためには、各精油がどのノートに属しているかを知る必要があります。精油のノートの調べ方は、ムエットに精油を染み込ませて保留性や揮発度を確認する方法でおこないます。本来なら自分で調べたら良いのでしょうが、適当な資料が今ここにありますので大いに活用したいと思います^^;

*揮発度別精油表*--------------------------------------------------------*

【トップノートの高(トップノートの中でも揮発度が高いという意味)】
 ティートゥリー・ネロリ・ベルガモット・マンダリン・ユーカリ・ライム・ラベンダー

【トップノートの中(トップノートの中で中くらいの揮発度という意味)】
 オレンジスイート・エレミ・カルダモン・グレープフルーツ・シダーウッド・シトロネラ・ジュニパーベリー・ジンジャー
 スペアミント・ペパーミント・レモン・ローズウッド・ローマンカモミール

【トップノートの低(トップノートの中でも揮発度が低いという意味)】
 スイートマージョラム・スターアニス・パルマローザ・プチグレン・リツェアクベバ・レモングラス

【ミドルノートの高】
 クラリセージ・メリッサリーフ・ローズ・ローズマリー

【ミドルノートの中】
 イランイラン・サイプレス・ジャーマンカモミール・ゼラニウム・パイン・ユーカリレモン

【ミドルノートの低】
 ジャスミン・バニラ・フェンネルスイート

【ベースノート】
 サンダルウッド・パチュリー・フランキンセンス・ベンゾイン

*--------------------------------------------------------------------*

上記の分類表の中からトップ<ミドル<ベースになる精油を、好みとバランスを上手く考えながらピックアップしてゆきます。3つのノートから各1本ずつでももちろんOKだし、より複雑なブレンドに挑戦したい!というなら、複数本選んでも全然OKですよ。

最終的に香りのバランスを考慮して微調整を行いますので、最初は好きなものばかりをピックアップする方法で良いと思いますよ。

例えばA,B,C,D,E,Fと5種類の好みの精油を選んで、それぞれを1本ずつムエットにつけます。

まずAとBのムエットを合わせてみて香りを嗅いでみる⇒そこへCのムエットを加えて・・・という感じで、足したり引いたりを繰り返しながら好みの香りを作り上げてゆきます。

ムエットを束ねて香りを嗅いでみて「この香りは無いほうが良いかも・・・」とか「この香りだったら、更にこの香りを足したらどうなるだろう?」というふうに。
これがいわゆる調香なんですね。

調香を繰り返しながら、自分の好みにぴったりとくるブレンドが決まったところで、今度はノート同士のバランスを取ります。

ノートのバランスについては、偉大な調香師ジャン・カルルさんが作ったものが参考になります。有名香水の多くがこの比率に沿って組み立てられているようです。

ジャン・カルルの図

フレグランスジャーナル社「香りの創造」より引用

この図を参考に選んだ精油の量の比率を決定します。図を要約すると、トップ2:ミドル3:ベース5 が一番バランスが良いとされている比率になるって事ですね。

まずは図に沿った比率でブレンドをしてみて出来上がった香りを確認します。それから、更に自分好みの香りになるよう微調節を施してゆきましょう。

以上で自分の好みの香りブレンドが出来上がりました。次回はコロンと香水の違いを、具体的なアルコール度数や水分量を示しながら少し詳しくご紹介したいと思います。

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Author:KLAL
Store blog of Kitchen*Labo
お店のご紹介の他に、手作り石鹸や日常についてマイペースに更新していきます。2007年10月から手作り石けん教室を始めました(^^)

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